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2025.07.30

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「疑う」というスタンス

この数週間プレゼンが続いていました。

提案において課題解決方法や戦略を考えたりいろいろと検討する中で、

ずっと心掛けていることがありました。

(今回だけでなく、この業界に入ってから、

と言ってもいいかもしれませんが)

 

それは、「疑う」です。

言葉としては、あまり良くないことで使われることが多いかもしれません。

この部分において、私はかなり「疑り深い」です。

いかにも性悪そうですねぇ・・・

 

この「疑う」は、悪の方に向かうマイナスの「疑う」ではありません。

プラスの「疑う」です。

具体的に言うと以下のことになると考えています。

 

 

  • (1)常識を疑う

 

そもそも常識というのは、時代によって変化すると思っています。

なので、過去から長くやっているブランドだったりすると

数年の間にターゲット、人の行動、取り巻く環境、システムなどが

変わってしまっていることの方が多く、常識と言われていたことが

常識でなくなっていることがよくあります。

それをきちんと捉えていく必要があるので、

考察の上で「常識」は足枷になることもあります。

「常識を疑う」、言い方を換えると「先入観を持たない」です。

 

 

  • (2)オリエンを疑う

 

自分も含め人間はミスやエラーを起こすこともあります。

人間なので、考えたことや話したことが、

間違っていることは不思議なことではありません。

オリエンで聞いた内容が稀にミスやエラーによる誤りだったりすることもあります。

もちろん、正しいお話を前提としてお聞きするのですが、

オリエン後、一旦フラットに自分で情報収集しなおしたり

確認していくことを忘れてはいけないと考えています。

「オリエンを疑う」、言い方を換えると「自ら情報収集する」です。

 

 

  • (3)自分を疑う

 

自分自身で制作しているうちに、思い込みやブレが生じることもあります。

知らないうちに本質から外れて、それがいいと思い始めてしまうこともあります。

あるいは自分の経験値や価値観だけで良し悪しを決めてしまうことも。

クリエイターあるある、ですね。

自分を過信せず、思い込みを捨てて

引いたところで見直してみたり、人の意見を聞いたりすることが大事です。

そもそも、お仕事をいただいた時点で、

私の個人的な考えなんて望まれていないですから。

「自分を疑う」、言い方を換えると「多角的な客観視点を持つ」です。

 

 

「疑う」は必須のスタンス

 

このスタンスは、この仕事をしていくには必須だと考えています。

「疑う」という言葉の響きは悪いですが、言い換えると

 

・先入観を持たない

 

・自ら情報収集する

 

・多角的な客観視点を持つ

 

ということで、いずれも私たちクリエイターには絶対に必要なものです。

 

また、仕事においてだけでなく、このプラスの「疑う」ことをしていくと

ふだんからいろいろなことを情報収集したり学んだり考察する

行動パターンにつながります。

仕事のときだけ「疑うモード」に切り替えるのはなかなか難しく

ふだんからスタンスとして「疑う」行動をしていくように心掛けています。

 

年を重ねると経験値が邪魔をしてきます。

それを解決するために、私自身が編み出した「疑う」行動パターンです。

常に「これって正しい?」「調べてみよう」「他の意見を聞いてみよう」を

自問自答する、みたいなことです。

実際に「?」が多い人生の方が楽しいということもあります。

 

マイナスの「疑う」ではなく、プラスの「疑う」ができるようになると

仕事においても人生においても大きな武器になると考えています。

 

 

 

 

 

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