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2025.06.16

社長Blog

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「具麺シリーズ」のパッケージデザイン

関東も梅雨入りのようですが、梅雨シーズンが終わると夏本番になります。

キッコーマン食品様の具麺シリーズのパッケージデザインを

手掛けさせていただいておりますが

今年の春に中身もパッケージデザインも大きく改訂して新たに発売になりました。

夏にぴったりの冷やしうどんとしても、うれしいラインナップになっています。

もちろん温かい麺でも美味しくいただけます。

 

今回の改訂デザインは、前回に引き続き私の方でディレクションだけでなく

メインでデザイン作業もしています。

新たなデザインのためにいろいろと検証をしてきましたが

最終的には上半分を暖簾のデザインにして、

それぞれの味種のイメージを想起できるような文字を作字したり

料理写真を撮影しています。

 

 

 

 

ラインナップは

・牛だし肉ぶっかけ

・博多明太子うどん

・柚子鬼おろし

・ザクザクナッツごまだれ

・ツナトマトサラダそうめん

・揚げなすおろしぶっかけ

の6品。

 

改訂にあたり特に留意したのは、

  • ①ブランドの特性を最大に訴求すること
  • ②それぞれの商品特徴を印象的に訴求すること
  • ③店頭での視認性とシリーズとしての鮮やかさ
  • ④美味しさ表現

です。

 

 

ブランドロゴに複数の役割を持たせる

 

  • ①ブランドの特性を最大に訴求すること

商品特徴の「具入り」であることをより強調していくために

ロゴを新たに作りました。

 

 

具麺と文字で読ませるよりも「具」が一番先に目に入ってくるように

丸で囲み、専門店の暖簾に書かれた文字のようなあしらいで世界観を醸成しつつ

ブランド名でもありながら、訴求コピーにもなるロゴを作りました。

「麺」という文字を入れない代わりに

「ぐーめん」をかなで入れて読み方を示しています。

麺用の調味料であることを伝えるために

「具」の左下の「ノ」の部分は箸で麺を持ち上げているイラストにしていて

麺用を訴求するとともに遊び心のあるキャッチーなデザインにしています。

 

 

商品特徴を伝える商品名のあしらい

 

  • ②それぞれの商品特徴を印象的に訴求すること

それぞれの味種を伝えるために、文字のあしらいをひとつずつ変えています。

着彩や書体、文字に動き、札を入れる、イラストを添えるなど

シリーズの中であえて統一せずに検証しています。

名称を伝えるだけではなく、味わいを伝えていくことを意識しています。

 

 

店頭でのシリーズ感と、単品の強さを考慮

 

  • ③店頭での視認性とシリーズとしての鮮やかさ

背景を水彩の処理にすることで、店頭でビビッドに映えつつ

味わいを感じるようにしています。

6品並ぶ場合も、1品や3品といった一部が並ぶ場合も

強く見える色のラインナップを検討しています。

なによりも、食事が楽しく美味しくなるように考慮して色を決めました。

 

 

美味しさを料理写真でいかに伝えていくか

 

  • ④美味しさ表現

今回「揚げなすおろしぶっかけ」以外の5品が

新しい味として新発売になりましたが、

その料理写真も私の方で撮影しています。

具材感を出すために、箸ではなくスプーンを使い

美味しさだけでなく、商品特徴を表現しました。

 

 

これからの夏本番に向けて、冷たい麺類が美味しい季節となりますね。

このソースを冷凍庫で凍らしてから、麺にかけるのもさっぱりして

意外な「涼」の美味しさを楽しめます。

 

 

またアレンジメニューも充実しているので、買い置きしておくと

ちょっとしたおかずにもアレンジできてとても便利です。

私のお気に入りのアレンジは

ジャガイモと博多明太子うどんのソースを使った「明太ポテトサラダ」。

 

 

簡単で美味しく、もう一品おかずがほしいときに便利です。

(こちらのアレンジメニューの写真も私が撮影をしました)

キッコーマン様のレシピ検索サイトにも掲載されていますが、

パッケージデザインの表面の左下にも載っています。

博多明太子うどんそのものも具材感の多さに驚きますが

「やまや」の明太子を使用していて本格的な味わいです。

 

いろいろと楽しめる具麺シリーズ、ぜひお試しください!

 

ブランドサイトは →コチラ

 

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