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2023.11.01

社長Blog

お知らせ

社長Blog

15年の節目に

はじめまして。株式会社i:st 代表の西野純子と申します。

 

今年2023年は創業してから丸15年、節目の年でもあります。

会社創業時より、旧ブログ「社長ブログ」を書き始め450記事ほど綴ってきましたが、今回弊社HPリニューアルを機にブログも刷新しました。社長ブログだけではなく、異なる視点で広報ブログもあらたに始めてみたいと思います。

 

デジタル化、リモート、AIなどで、体温のある「人」がちょっと見えにくくなっている時代だからこそ、実績・事例だけではなくi:stの「人」が見えてくるような発信をしていくことを目指していきたいと考えています。

 

ブログの刷新に際して、改めて自己紹介させていただきます。

 

 

〜異業種転向でクリエイティブの世界に〜

 

大学→建設会社→デザイン専門学校 を経て、私は異業種転向でこの業界に入りました。バブル崩壊後でしたし、あまりにも唐突で無謀に見えた転向で、当時は周囲の後ろ向きな意見も多かったです。

 

ですが子供のころを思い返せば、小さな「点」が散らばっていたのかと思います。その「点」の種類と数が比較的多くある方だったのかもしれません。点と点を結ぶ「線」が繋がり始めたころに転向を決意した、という感覚でした。

 

子供のころから絵や漫画を描くことが好きで、学校で挿絵や表紙デザインが採用されたり、美術の教室に選ばれて絵が掲出されたり、細々した経験が積み重なり、おぼろげながらこれを職業として活かせる仕事をしてみたいと考えていました。音楽はピアノ(クラシック)から入り、職業にするほどの才能はないと子供ながらに悟り中学でキッパリやめてしまったのですが、そもそも音楽自体は嫌いではなかったので大学でバンドを組んで作曲や演奏をしていたこともあります。文章を書くことも好きでしたから、絵、音楽、文章など、思いや考えを様々な手法で表現することが得意な方だったのかもしれません。一方、部活動は完全に小中高と「運動部」で、中学時代に東京都体育協会体育優良章をいただいたりしました。マインドはかなりの体育会系です。一見関係なさそうですが、このことは、私の転向においては大きな武器となりました。

 

大学では、経営学ゼミに入りマーケティングに興味を持ち、卒論は「消費者行動論」。大卒後最初に勤めた建設会社ではファイナンスに配属され様々な仕事を経験していくうちに、点と点が線で結ばれていき、ゼロから創造する仕事がしたくなり異業種転向を決意します。いずれにしても、美術部でもなく、受験において美術系は選択することはありませんでしたし、何一つ転向の裏付けになるような実績もなく、小さな「点」がたくさんある状態でした。それもあって、他人から見たら唐突な転向に見えたのかもしれません。

 

転向の際のデザイン専門学校選びも一筋縄ではいかず、入学相談で「入学してもデザイナーになれるかわからない」というような後ろ向きな話をされ、唯一「がんばれば望みは叶う」と背中を押してくれた学校に入学します。学びで得たものは大きかったのですが、バブル崩壊後の就職は困難を極め、大きく回り道した私には逆風が吹き荒れていました。ようやく就職できた広告制作会社も、社長以外の面接官4人に反対されつつ、奇跡的に入社できることになりました。

 

 

〜突然訪れた独立起業の転機〜

 

広告制作会社で13年間勤め、制作部長となってしばらくして、創業者の社長から「社長を継いでもらえないか」と言われます。ところが私は「歴史も長く40数名の制作会社の社長をお引受けする器ではない」と断り、そこからほどなくして想定していなかった独立起業をすることになります。自分を拾ってくれた前会社の社長の恩義に報いることができなかったことは申し訳なく、今この立場だからこそ強く感じています。

 

転向してから28年、創業してからは15年。ありとあらゆる壁に当たりながら、何度も心が折れながら・・。人の温かい心に触れ、人に助けられて、ここまでなんとかやってこれたと思っています。本当に感謝しかありません。

 

 

〜使命、そして目指していること〜

 

起業したときに大きな使命のひとつとして考えたのは、この業界の今後のために、他と違っても自分にしかできないことをしていきたい、ということ。

 

そもそも転向できたのも、背中を押してくれた専門学校や、自分を拾ってくれた以前の会社の社長のお陰でもありました。今度は自分が、後に続く人たちに道を創ってあげることが使命だと考えています。特に異業種転向者においては、自分自身の経験から力になれるのではと思いながら、創業時から異業種採用を積極的に行ってきました。

 

そして、目指していること。「伝えるより伝わること」、それによって「心が動く」ことを念頭に置いて活動しています。ブランディング、広告、パッケージデザインなどの具体的な制作物も作っていますが、本当の意味で創っているのは「人と人の繋がり」であり、そしてその先の人や社会の「心が動く未来」であると考えています。それを実現するために、ひとつひとつ真摯に丁寧に取り組んでいきたい、というのが今の想いです。

 

そのような想いも含め、ブログで発信していきたいと考えています。

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