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2024.12.05

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アナログの着彩

高橋紅茶店様のブランドマークとして使っていただいている、

会長&社長である猫ちゃんたちのイラスト。

こちらのイラストを私がアナログで描かせていただきました。

 

 

この度、このイラストのカラーバージョンをあらたにご用命いただき、

色鉛筆とパステルで描いてみました。

(だいぶ時間かかってしまいましたが)

 

 

もともとカラーで描いていないものなので、

ちょっと苦労しました。

 

 

白紙に戻す、一発勝負の繰り返し

 

アナログで描くのは、当たり前ですが「一発勝負」です。

どこに線をいれて、どこにどの色で着彩するか、、、

描いてみて、「あ、違った!」と思い

繕ってみるのですが、やはりそこが野暮ったくなってしまい

また白紙に戻し、ゼロからもう一度。

 

よくできたと思って、引いて見てみたらなんか変だな、と思い

理由がはっきりしていなくても「なんか変」というだけで

ゼロからもう一度。

 

色鉛筆で描きはじめていましたが、なんかちょっと違うと思い

画材を追加してみたりして

ゼロからもう一度。

 

紙の風合いが違うと思って、紙を変えてみたりして

ゼロからもう一度。

 

・・・

 

それを数十回繰り返し、ようやく完成しました。

とてつもなく時間がかかりました。

 

これがphotoshopなら、なんども描き直しできるし

一瞬で色変換できるし、補正もできる。

そんなことを百も承知で、挑んでみました。

 

それには理由があります。

 

 

 

「タイパが悪い」は「無駄」なのか?

 

アナログ作業は

正直、いま流行りの「タイパ」でいうと

すごく悪いです。

 

それでも

アナログで全て描くという作業は貴重だと考えており

デジタルにはできない筆跡とかニュアンスを大事にしたいです。

 

むしろデジタル時代において

この感覚は重要で、ライブ感とか人間臭さとか荒削り感とか・・・

想定していない思いがけないアウトプットの部分は

切り捨てるのではなく入れ込んでいくことで

「フック」になって、人の心をつかめるのかと思っています。

 

余分なものは切り捨てて、研ぎ澄ましていく必要はありますが

心が動くことにつながるものだけ残す、

その「残すもの」は何なのかを見極める、というのが

私たちの仕事のように思います。

 

特に今回の 高橋紅茶店様の

人の心を感じさせるスタンスや想いを表現するには

このアナログ感がむしろ必要だと感じながら、

ブランディングのお手伝いをしています。

 

渾身のカラーバージョン、

さっそく、白い紅茶缶で新商品として登場しています。

ミルクティーブレンド、キャラメルティーの2種類があるようで、

これからの季節やホリデイシーズンにぴったりのフレーバーです。

 

 

そして、

モノクロバージョンには入っていない、このカラーバージョンだけの秘密があります。

それは、私のイニシャル「JN」で、クレジット代りに入れさせていただきました。

右の花の下の方にあります。さがしてみてください。

 

 

 

 

新作の紅茶缶、ぜひご興味がありましたら

お試しください。

 

高橋紅茶店様のサイトは →コチラ

 

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