2024.11.06
社長Blog
実績
思い
20年続いている仕事
長く続くお仕事が多いのがi:stの特徴でもあります。
ひとつ前のブログで長澤が書いたように、最長はNTTデータ様が主催される
クラシックコンサート「Concert of Concerts」のツールのクリエイティブで、
26年続いています。大変ありがたいことです。
20年近くご用命をいただいているのが、
雪印メグミルク様の「栗原さんちのおすそわけ」。
私が2005年のブランド立ち上げ時から関わらせていただき、
パッケージデザインは今も一人で担当しています。
ちょうど来年がブランド立ち上げ20年となりますが、
実に、手がけたデザインは60品を超えます。
先日の10月15日(火)に新発売になった
栗原さんちのおすそわけ「ひとりでたのしくチョコプリン」。
チョコレート好きにはたまらない
濃厚でコクのあるチョコプリンで、とてもおいしいです。
シリーズの中でこんなに真っ赤なデザインは珍しく、
エレキギター、マグカップ、お花のイラストも手描きで描かせていただきました。
チョコプリンなのになぜエレキギター?
お花はいままでもシリーズで描いてきたこともありますが、
これには理由があります。
いろいろとクリエイティブをどうしようか考えているとき
栗原はるみさんがエレキギターを最近始められたというお話を知り
新しいことに挑戦されていらっしゃるところが
すばらしいな、と感服しました。
このエレキギターは今の栗原はるみさんを象徴していると感じ
それをモチーフにしてみようと思い、
自分でイラストを描いてみたところ、
このブランドの世界観に合うと思い
お花やマグカップなども描き加えてデザインしてみました。
赤色という色は、60品を超えるこのブランドの中で
実は1度しか使っていません。
今回、20周年を目前に、さらにチャレンジしていきたいという気持ちを
赤色で表現してみようと考え、提案した10数案の中で2案ほど入れてみました。
このデザインが、10年前に受け入れられたかどうか正直わかりません。
でも今は「アリ」なのです。
同じブランドで、毎回ブランド統一のために同じようなクリエイティブを
しようとは思っておらず、
時代背景、トレンド、クライアント様の状況、ユーザーが求めるもの、
そして栗原はるみさんの今を表現するもの、
そのとき、その瞬間に望まれているものは何か、ということを
アンテナを張って掴み取りながら、膨大にインプットして
できるだけ先入観を捨ててアウトプットしています。
そのため、毎回変わっていくのは必然なのです。
(もちろんブランドの根幹部分はキープしつつですが)
同じことを続けていくのは大変でしょう? と聞かれることがありますが、
あまり大変だと思うことはありません。
「同じことを続けていない」からです。
新規の案件をいただくのと同じ感覚です。
もちろん順風満帆ではありませんでしたが、
確実に自分が成長していると実感しながら
仕事を続けられることは幸せなことだと思います。
先日、雪印メグミルク様に打合せにお伺いしたら
もうお仕事をご一緒して10年以上経つご担当の方から
グッズをいただいてしまいました。
私がデザインしているものではありませんが
雪印メグミルク様の看板商品のクレーンゲーム用のグッズです。
「わぁ! めっちゃ嬉しいです!」と
思わず反応したら、ご担当の方が
「西野さん、そういうの好きかと思って(笑)」と仰っていました。
そうそう、年甲斐もなくこういうのが大好きなのです。
さっそくバッグにつけて帰りました。
これも長くご縁あってお仕事できているからこそ。
ありがたいことです。
いつもたくさんの方々に支えていただいていることに感謝し、
来年20周年に向けて頑張りたいと思います。
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