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2025.11.19

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働き方そのものをクリエイティブに

先日、11/7(金)に開催された「design surf seminar 2025」に参加してきました。会場は、六本木にある泉ガーデンギャラリー。弊社のある赤坂から歩いて向かえる距離だったので、業務の合間に足を運びました。

 

 

働き方そのものをクリエイティブに

 

アウトプットをしっかり出せるのであれば、働く場所も時間も自由に選んでよい、と会社からは言われています。ただ、よく考えると、その真の意図は順番が逆なのかもしれません。よりよいアウトプットのために、自分が集中できる場所や時間の使い方を工夫する。デザインやコピーと同じように、働き方そのものもクリエイティブに考える。そんな姿勢が結果的に仕事の質を高めてくれるのだと思いました。

 

「これは聞きたい」と思ったセミナーや、「これは見たい」と思った展示会には、平日の業務の合間でも自分の足で向かうことができます。もちろんスケジュールの調整は必要ですが、“良いインプットを逃さないための一歩がすぐに踏み出せる” のは、i:stの魅力のひとつだと思います。

 

 

「働く場」と「インプットの場」

 

今回も金曜の夕方ごろから約50分、「いろはす」のクリエイティブなどを手掛けている株式会社カナリアの徳田祐司さんによる「あなたを劇的に変えるブランディングデザイン」 を聴講しました。

 

赤坂や六本木は、セミナーや展示会が頻繁に行われるエリアです。移動に時間がかからないから、日常の延長線上でインプットができる。この「インプットとの距離の近さ」は、デザイナーやコピーライターなどのクリエイティブ職にとって、とても大きな価値だと感じています。

 

 

心に響くものの共通点

 

徳田さんのセミナーの言葉の中で、特に心に刺さったフレーズがあります。

 

「美しいものが、1番心に響く。」

 

ここでいう「美しい」とは、見た目の話だけではありません。美しいストーリー、美しい目的、美しい姿勢。さらに、商品のパッケージデザインや、会社のブランディングなど、その対象の中にある目に見えないものを「表に現す」のが表現だと。

 

これまで自分の心が動かされた表現を思い返してみても、納得感がありました。デザインなのか言葉なのかストーリーなのか信念なのか。そこになんらかの自分なりの「美しさ」を感じた時に感動が生まれる。

 

デザインやブランディングは「飾る」ことではなく、その対象のもつ本質や魅力を、素直に、正直に、見える形にすること。そう言われた気がしました。

 

 

少しの「不便」がいい体験を連れてくる

 

今回改めて感じたのは、よいインプットができる環境は、よいアウトプットにつながるということ。

 

日々の仕事に追われていると、つい「つくる」ことばかりに意識が向いてしまいます。でも、いいものをつくるためには、いいものを見に行くこと。それも、自分の目で、耳で、その場の空気も含めてリアルに体験すること。画面上で膨大な情報が手に入るようになった時代に、五感を使った「体験」の価値が高まっているように思いました。

 

インスタントに取り入れた情報は記憶に残らないし、長くは残らない。「ちょっと面倒くさいな」と思っても、足を運ぶ。「ちょっと高いな」と思っても、お金を払う。そういった少しの不便が「いい体験」を連れてきてくれるのかもしれません。

 

美しいものは、いつだって人の心を動かす。コスパが悪くても、タイパが悪くても、いいアウトプットのために、いいインプットを。そのために、今の環境を最大限利用して、学び続けていきたいなと思いました。

 

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