2025.10.08
社長Blog
実績
思い

20年続いている仕事
雪印メグミルク様の「栗原さんちのおすそわけ」のパッケージデザインをブランド立ち上げ時から私の方で担当させていただき、約70種類のデザインを制作してきて20年続けさせていただいています。大変ありがたく思っております。
20周年を迎えた今回は、栗原はるみ先生のご意見をいただき、アニバーサリーらしい「タキシードデザイン」を制作しました。
・いっぱいのありがとうパンナコッタ
・今日もいいことありそうミルクジャムプリン
・あなたと食べたいカスタードプリン
3点のラインナップで、9/29に発売になりました。
パンナコッタは20年前の発売当初からあった商品で、ときどきリニューアルもしてきましたが、いろいろな味種が併売されてもパンナコッタだけは必ず販売されてきており、このブランドの代名詞的な商品です。
20年前の立ち上げ時からブランド名「栗原さんちのおすそわけ」と、それぞれの商品のネーミングを手掛けていただいているコピーライターの大塚ミクさんにいろいろと案を出していただき、「いっぱいのありがとう パンナコッタ」に決まりました。
初代デザインを振り返って
初代のとろけるパンナコッタと、新発売時に同時に発売になったまろにが抹茶プリンはソースがついていてプチ贅沢を味わえる商品でした。
こちらが初代のデザインです。
白基調でプリンのシズル画像がメインに入っておらず、色数も少なく削ぎ落としたシンプルなデザインでしたので、20年前当時のデザート類のパッケージデザインの中ではかなりチャレンジングなデザインだったと思います。シズル画像の代わりにボウルと泡立て器をシンボリックにシルエットで入れたデザインでした。
パッケージデザインだけでなく、プロモーションツールやブランドサイトデザインなども手掛けており、本当にいろいろなことに携われたことに感謝し、感慨深く思っています。
デザインの移り変わり
こちらのブランドシリーズにおいて、過去に日本パッケージデザイン大賞(JPDA 公益社団法人日本パッケージデザイン協会 主催)で3回入選(2009、2011、2017)、1回入賞(2013)しています。
日本パッケージデザイン大賞2013で銀賞を受賞したデザインはこちらです。
発売当初にはなかったのですが、数年後から「栗原さんちのおすそわけ」のブランドロゴにもなったミルクピッチャーをシンボリックにデザインしているものです。定番品のように1色でシンプルなものもあれば、ストライプやチェック柄や花のイラストなど比較的自由に展開してきているものもありました。
飲料などもありました。こちらも日本パッケージデザイン大賞2017で入選しています。
2021年以降大きく容器もデザインも変えたデザインは、私の描いたイラストを入れて展開をしています。
デザインの根底にあるもの
見返してみると時代に合わせてデザイン表現を進化させながらも、何かしら根底にあるものは残しているように感じています。デザインを振り返りながら、根底に残してきているのは、デザインの手法とかモチーフではないと思いました。
では、何を変えてこなかったのか・・・?
それは
雪印メグミルク様の想い、栗原はるみ先生の想い、手に取ってくださるお客様の想いなどを想像しながら、デザインに落とし込んでいくというスタンスだと思いました。そのスタンスは20年前も今も変わっていないと考えており、それが根底にあるのだと感じています。
このような貴重なお仕事に関われていることに深く感謝し、これからも謙虚にひとつひとつ丁寧に。多くの皆様の想いを大事に汲み取りながら、心に届くデザインを追求してまいります。
栗原さんちのおすそわけ
20周年の感謝をおすそわけキャンペーン 実施中です。
2025年10月1日(水)~2025年11月28日(金)
A賞:栗原はるみさんに会えるイベント
B賞:オリジナルダブルウォールマグペアセット
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