2024.10.17
社長Blog
実績
「だし重ね 本つゆ」の
パッケージデザイン
この秋に新発売になった商品のパッケージデザインなど、
様々な案件を手がけてさせていただいていますが
少しずつご紹介させていただこうと思います。
今回ご紹介するのは、先日発売になった
キッコーマン食品様の「だし重ね 本つゆ」のパッケージデザイン。
こちらは、ディレクションだけでなく私自身がデザインや言葉まわりの制作もしており、ネーミング・コピー周りはブログ担当でもある長澤も関わってくれています。
立たせるために引き算する
この新商品は6種の国産だし(かつお、宗田かつお、まぐろ、いわし、しいたけ、昆布)を使っているところが特長です。また、削りたての節を通常の2倍量使っており、だしの旨みと香りが豊かで贅沢な「本つゆ」です。
味わい深いだけでなく、塩分40%カット。
塩分が控えめで美味しいので、飲みほしても大丈夫!
美味しさだけでない、カラダにもうれしいつゆです。
健康に配慮した塩分控えめの商品はいろいろありますが、
中にはどうしても美味しさを少し我慢しなくてはいけないものもあります。
でもこのつゆは、だしの量が多いだけでなく
塩分を抑えたことで、だしの旨みがさらに引き立っているそうです。
目からウロコです。
引き算したことで、立たせたいことが立ってくる、
デザインもコピーも同じだと思いました。
そのだしの量や種類が多いことを
「多い」「増す」という機能的な言葉ではなく
和の味わいを感じさせ上質な響きがする「重ね」という言葉を用いています。
パッケージデザインは元の「本つゆ」ブランドを考慮しながら
金色をベースに品質感や味わいを表現しています。
おたまから溢れ出るつゆを美味しそうに撮影し
味だけでなく香りも感じるようなデザインでまとめました。
言葉、色、画像、あしらいなど全てにおいて、
余計なものを入れず、この商品特性が表現できるものだけで
構成してまとめていきました。
美味しさや品質感のある佇まいを主にデザインや商品名まわりで表現し
塩分40%カットはしっかりと機能を訴求して役割分担させていくように注力しました。
いろいろとクライアント様とご相談しながら進めてまいりましたが
今回も新たに学ぶことがたくさんありました。
新商品のパッケージデザインにおいては毎回パワーを使いますが
アンテナをあちこちに立てながら、耳を傾けることを怠らず
先入観で決めつけたり、独りよがりにならないように努め
丁寧に取り組んでいきたいと思います。
こちらの商品の詳細はブランドサイトをご覧ください → コチラ
だしの旨みがたっぷりなので
煮びたし、冷奴、スープ、炊き込みごはんなどが美味しくできます。
これからの季節、鍋にもぴったりです!
ぜひお試しください。