2025.02.19
社長Blog
働き方

牧場、山の麓、ときどき 赤坂
i:stでは、いつどこで仕事するかということよりも、
どのように仕事するかということに重きをおいています。
成果を出せるなら特に決まりを定めていません。
成果を出しつつ
・他人に迷惑をかけない
・締め切りや約束を守る
・仕事の質が高まる
・仕事の効率が上がる
ということができれば、
働く場所は会社じゃなくても全く構わないと考えています。
時間も自由で、結果を出してくれるなら早く終わってもいいし
どの時間帯でも構いません。
牧場、山の麓、ときどき 赤坂
私の働く場所は、さまざまです。
住んでいる自宅から徒歩10分以内で牧場に行くことができ、
牛や羊を見て癒されながら、牧場内にあるカフェで
Wi-Fiに繋げて仕事することもしばしばあります。
牛の反芻と、頭の中の考えを反芻するのとシンクロさせながら
(牛乳をいただきながら・・笑)
心を落ち着かせて考えたいときは、ここに行って仕事しています。
ときどき名案が浮かんだりするので、
私にとってはアイデアを生み出せるスポットになっています。
焦ったりイライラしていると時間だけ過ぎていき、全く良いものが出てきません。
他にも自宅の近辺で、自分の仕事しやすいスポットをいくつか持っていて
電車で7分の高尾山の麓のカフェに行って仕事することもあります。
会社は都会の真ん中の赤坂にありますので
通勤に2時間ほどかかるのですが
スピード感や刺激を感じながら作業するときはあえて出社したりしています。
お客様との打合せも多いので、打合せと打合せの間は帰社せず
外のカフェなどで仕事をするのは、コロナ禍前からやっていましたが
合間の時間というよりもメインの作業空間になり、
さらに自分のパフォーマンスを最大に活かせる場所を選ぶようになりました。
自分にとって最適な環境で
コロナ禍以降はリモートを取り入れて、今も必要な時だけ出社するようにして
各自が最適な環境で仕事してもらうことを優先しています。
リモート主体なのか、出社主体なのか、と聞かれることがありますが
正直どちらでもありません。
「自分にとって最適な環境」が主体です。
現状は、比較的リモートを選んでいる人が多いです。
仕事とプライベートを分ける、という考えもありますが
良い方向に行くのであれば、分けないこともアリだと思っています。
(強制はしていませんし、それも本人の自由です)
洗濯や調理しながら仕事したり、
ちょっと昼寝して頭がクリアになって効率が上がるならそれでも良し。
気分転換で散歩して仕事する方がはかどるならそれも良し。
作業が落ち着いてしまったら午後から半休をとったり、
勤務中に会社が推奨している展示会を見に行ったり
休憩が1時間ではなく1.5時間とか2時間とか・・・
i:stにとって、それは普通のことです。
柔軟な勤務体制になったきっかけはコロナ禍でした。
当時の社員の混乱や戸惑いが大なり小なりあったのは否めません。
新しい働き方について話し合っていたときに、
「打合せ後、自宅に切り替えて戻る途中で、スーパーに行って買い物していいか」
という質問がありました。
「もちろん、全く構いません。他人に迷惑が掛からなければ。」と
答えました。
それまで全出社が基本だったので、そういう質問が出ても仕方がないです。
そもそもスーパーに行って買い物するのは、
i:stが手掛けている商品の多くが置かれていてリサーチにもなるわけだし、
生活の効率もあがるし一石二鳥です。むしろどんどんやってほしい。
出社していて最低限の作業を済ませたり、お客様のところで打合せが終わったら
「自宅切り替え」と称して、自宅に直帰することはかなり頻繁にやっています。
(「自宅切り替え」は i:st独自の用語です)
本質を見極め、やわらかくとんがる
刻一刻と変わっていく時代の中で、社内の仕事の仕方についても
時代に応じて変化させていくべきだと思っています。
その際、新たな方法を採択する判断基準は、「本質」であるかどうか。
その時点の「一般論」とか「常識」は判断基準としてはあまり考えていません。
一方で、
社外の環境や常識においては、
自力ですぐに体制を変えたり意識変革させることは難しいので
そこは「やわらかく」順応すべきだと思います。
社内においては
i:stならではのコンパクトで決定が早い利点を生かし、
よりよい形のための変化なら積極的に取り入れていきたいと考えています。
「方針」を変えているのではなく、時代の変化に沿って
柔軟に「手法」をアジャストしていく、ということです。
「方針」はシンプルで明確です。
一人一人のことが見える範囲で、常に「本質」を見極めながら
これからも新しい働き方を模索していきたい、と思っています。